院長挨拶
更新日:2022年04月01日
病院長よりご挨拶
2022年4月より軽井沢病院長を拝命しました。院長としての役割と責任を果たし、また新しい次の世代へと引き継いでいけるよう、軽井沢町に住まれる方、軽井沢町を訪れる方の健康に貢献します。みなさまよろしくお願いします。
頭の中でひとり考えていることは夢のままで終わりますが、言葉に発して共有し、言葉と矛盾しない行動を続けることで、夢は現実のものとなります。軽井沢は「屋根のない病院」として愛されてきた土地です。すべての軽井沢を愛する人たちが共に創り上げていく医療の場を理想としています。「いのち」喜ぶ場の中で、専門的な医療分野を担う役割として軽井沢病院はどういう役割を果たせるのか。職員や地域の方々との対話を重ねながら、常に学習し成長する病院にします。
病院はチーム医療です。よい組織は、心理的安全性が確保され、その上で高い目標を掲げます。働く人たちが心理的に安全と思える場を作ります。働くこと、他者に貢献することを楽しいと感じられるような場に育てます。そして、何かの分野において「世界一の病院」と誇れるような病院を目指します。わたしたちは立場や役割は同じではなくても対等な存在です。対等に横の関係をつくりながら民主的に協力し、お互いを高め合う病院をつくります。
健康は病院の中だけで完結するものではありません。体と心の健康を担い、わたしたちが幸せに生きるために軽井沢病院が地域に貢献したいと思います。地元の若い方々も軽井沢病院で働くことを憧れてもらえるような存在に、いずれ医療者となり軽井沢町の健康を担う人たちが増えるように、軽井沢病院を魅力的な場に育てます。
病院を訪れる皆様から、暖かく愛のある言葉をかけていただくことがあります。どんなに疲れ果てている日でも、そうした言葉で医療者はみんな元気を取り戻します。地域の皆様に温かく愛のある言葉で育ててもらえるよう頑張ります。今後ともよろしくお願いします。
2022年4月
軽井沢病院長 稲葉 俊郎